福神調剤薬局 屋形原店 医療事務
こんにちは。屋形原店の医療事務です。
この頃は朝晩めっきり寒くなりましたね。
早いもので、今年もあと少しとなりました。
今回は、福神グループの中でも
在宅をメインとしている屋形原店での
業務の一部をお話しようと思います。
私の使っている机の真横には複合機がありまして、
毎日色んな医療機関、介護事業所などから
沢山のFAXが送られてきます。
その中でもメインは処方箋のFAXなのですが、
この仕分けが思ったより大変な作業なのです。
1つのクリニックに1つの施設であれば分かりやすいですが、
実際には1つのクリニックが複数の施設に、
また、1つの施設に複数のクリニックが
往診に入っている所もあり、
処方FAXは複数のクリニックから
複数の施設が入り混ざって届くからです。
(屋形原店では先にクリニックから処方箋をFAXで送ってもらいます)
それを施設ごとに仕分け、
なおかつ臨時(急ぐお薬)がないかのチェックをし、
あれば先に担当薬剤師に伝え、
処方入力、調剤など準備をします。
このチェックには、苦い経験がありまして・・・。
私が屋形原店に入って外来・在宅の
処方入力を担当していた頃の話です。
その日は入力作業が遅れていて少し焦っていました。
そんな中、まとまった処方FAXが届いたのですが
「頻繁に臨時がある訳じゃないし、大丈夫だろう・・・」
と内容を確認せずに、施設ごとに分けただけにして
作業途中の入力を進めました。
翌日の訪問予定も多く、スタッフみんなで残業して
調剤・監査をしている時に、薬剤師さんから
「これ、今日中が入ってますよ」と指摘されたのです。
しかも、それは私が大丈夫と確認しなかった施設・・・。
薬剤師さんは慌てて施設に電話をし、
急いでお薬を届けに出ました。
その時、時間は20:00過ぎ・・・。
私が確認を怠った事で、
この時間から薬剤師さんが
訪問に出かけなくてはいけなくなり、
夜間の職員が少ない時間帯に
施設の職員さんにも手間をとらせることになり、
なにより早めにお薬を必要としている
患者さんへのお届けが遅くなり・・・。
私の安易な考えが沢山の人に迷惑をかけてしまい、
本当に落ち込みました。
この出来事は今でも忘れられません。
あれから数年、最近はピントが合わなくなった目を
FAXに近づけながら、あの出来事を肝に銘じて、
今日も目を皿にしてチェックを続けています。
私の好きな歌にMr.Childrenの【彩り】がありますが、
こんな歌詞があります。
『僕のした単純作業がこの世界を回り回って
まだ出会ったこともない人の笑い声を作ってゆく』
私は在宅の患者さんに直接
お会いすることはありませんが、
私達が行った作業で出来上がったお薬を
薬剤師さんが代表としてお届けに伺い、
Drや看護師さん、ケアマネージャーさん、
訪問看護師さん、ヘルパーさん・・・
沢山の方と協力して患者さんを笑顔に、
また患者さんやご家族のお役に立てるように。
これからも屋形原店みんなで協力して頑張ります。